专利摘要:
液体クロマトグラフィ装置を作製する方法は、2つの内部導管を中間管に挿入することと、中間管を外管に挿入することと、中間管と内部導管のうちの少なくとも1つとの間で近位シールを形成することと、中間管と内部導管のうちの少なくとも1つとの間で遠位シールを形成することとを含む。液体クロマトグラフィ装置は、外管と、外管内に配置された中間管と、中間管内に配置された2つの内部導管と、中間管と内部導管のうちの少なくとも1つとの間の近位シールと、中間管と内部導管のうちの少なくとも1つとの間の遠位シールとを含む。
公开号:JP2011508890A
申请号:JP2010541478
申请日:2008-12-16
公开日:2011-03-17
发明作者:ジーンノツテ,アンソニー;フアドゲン,キース;ベネビデス,クリストフアー・シー;ラベール,マイケル
申请人:ウオーターズ・テクノロジーズ・コーポレイシヨン;
IPC主号:G01N30-26
专利说明:

[0001] 本出願は、2008年1月2日に出願された米国仮出願第61/018,527号の優先権を主張し、その全ての内容は、参照により本明細書に組み込まれる。]
[0002] 本発明は、概して、高圧で作動するクロマトグラフィ装置に関する。より詳細には、本発明は、高圧シールをもたらすように接合された導管を含む導管アセンブリに関する。]
背景技術

[0003] 様々な機器が、プロセス流体およびサンプル化合物の移動用および/またはサンプル化合物の分離用の管などの導管、および光を移動するための光ファイバを利用する。例えば、液体クロマトグラフィ(LC)、キャピラリー電気泳動(CE)またはキャピラリー電気クロマトグラフィ(CEC)を利用する化学分析機器が、サンプルがカラムを通るときにサンプル化合物の分離を行う、またはトラップカラム内のサンプルを濃縮し、その後、分離カラムに濃縮されたサンプルを供給する。そのような機器は、溶媒およびサンプル化合物などの様々な材料を移動する管やコネクタなどの配管を含む。]
[0004] 液体クロマトグラフィ装置は、典型的には、管に加えて、例えば、容器、ポンプ、フィルタ、逆止め弁、サンプル注入バルブ、およびサンプル化合物検出器を含む。典型的には、溶媒は容器に保存され、往復式シリンダ系ポンプを介して必要に応じて供給される。サンプル材料は、シリンジ型ポンプによって多くの場合注入される。]
[0005] 場合によっては、分離カラムは、1つ以上の電極を含み、導管を通るおよび/または導管から出るサンプル含有流体に電圧を印加することを可能にする。CECは、例えば、電気浸透性フロー(EOF)を利用して、クロマトグラフィカラムを介して移動相を進める。対照的に、高速液体クロマトグラフィ(HPLC)は圧力に依存して、カラムを介して流体を進める。]
[0006] 適切な管は、組立および使用の間に遭遇する圧力に耐え、繰り返しの使用を通じて信頼でき、プロセスおよびサンプル化合物と物理的適合性および化学適合性を有する。一般的に、管材料は、腐食すべきではなく、また浸出すべきではなく、サンプル化合物は管に付着すべきではない(分離プロセスに必要でない場合)。]
[0007] HPLC用途、より高圧用途については、管は、典型的にはステンレス鋼または溶融石英からなり、適切な強度および清浄度をもたらす。そのような管は、典型的に、ステンレス鋼コネクタを介して他の構成部品に接合される。]
発明が解決しようとする課題

[0008] しかしながら、ステンレス鋼は、他のいくつかの材料と比較してその生体適合性の限界によりいくつかの用途において欠点を有し、いくつかの有機分子が、鋼管の内壁に接着する傾向があり、鋼合金の構成部品は、時には管を通る液体に浸出する。有機分子は、鋼に対するほど溶融石英や適切な高分子材料に対して一般的に粘着する可能性が高くない。しかしながら、溶融石英管は破砕に対して脆弱であり、一方、高分子材料は比較的低い強度を一般的に有する。]
[0009] 典型的には、管は、機器の他の構成部品に流体接続をもたらすコネクタと適合性がある必要もある。コネクタ取付具の設計および使用と関連する問題は、高圧組立および操作にとって特に困難である。例えば、1,000から5,000ポンド毎平方インチ(psi)の範囲、またはそれより大きな圧力が、液体クロマトグラフィで多くの場合利用され、望ましくない量の漏出なしで対応される必要がある。管接続は、一般的に、デッドボリュームを最小限にすべきであり、寸法が小さくなるとともに問題は悪化する。]
課題を解決するための手段

[0010] 本発明は、1つには、液密シールおよび安定シールを用いて1つ以上の管内部に配置された場合、クロマトグラフィ系装置において2つの導管が有利に接合されるという認識から生じる。液密シールは、2つの導管間の接合部の近位にあり、例えば圧力を用いて設けられ、一方、安定シールは、接合部の遠位にあり、導管を管に接着することによって設けられる。したがって、高圧操作をもたらすとともに高圧使用および/または繰り返し圧力循環の間に内部導管の滑りを回避しながら、接合部での界面の完全性は維持される。]
[0011] 本発明のいくつかの実施形態は、比較的剛体の外管と比較的剛体のおよび/または脆性の内部導管との間に配置されたポリマー中間管を含むアセンブリは、上記のシールを実行することに適しているという認識から生じる。]
[0012] 本発明は、例えば、小さいおよび/または異なる内径を有する管を結合することに適している。本発明のいくつかの実施形態は、異なる内径を有するキャピラリー間の低いデッドボリュームの接続をもたらし、および/またはクロマトグラフィ装置の配管をするのに必要な取付具の数を低減する。本発明は、トラップカラムなどのカラムの組立にも適している。]
[0013] いくつかの実施は、高圧用途での鋼管の機械的安定性および良好なコネクタ界面をももたらしながら、溶融石英キャピラリー配管の狭い内部寸法および他の利点をもたらす多層管を含む。]
[0014] 従って、本発明の1つの実施形態は、液体クロマトグラフィ装置を作製する方法を特徴とする。方法は、少なくとも2つの内部導管を中間管に挿入することと、中間管を外管に挿入することと、中間管と内部導管のうちの少なくとも1つとの間で近位シールを形成することと、中間管と内部導管のうちの少なくとも1つとの間で遠位シールを形成することとを含む。内部導管は、それらの対向端部が互いに隣接し、いくつかの実施形態では直接接触するように配置される。近位シールは対向端部に近接して位置し、遠位シールは対向端部から離れて位置する。]
[0015] 近位シールは、例えば、外管を変形して中間管を内部導管に対して押圧することによってもたらされる。近位シールは、内部導管と中間管との間で実質的な液密シールをもたらすことが好ましい。]
[0016] 遠位シールは、例えば、中間管を内部導管に1つ以上の範囲で接着させることによって形成される。例えば、中間管の局部的な融解および/または軟化は、遠位シールの形成を任意にサポートする。遠位シールは、近位シールと関連するシール領域より大きいシール領域を有することが好ましい。遠位シールは、内部導管が圧力循環の間に中間管内で滑ることを防止することが好ましい。]
[0017] 中間管および外管は、例えば、高分子材料および金属材料からそれぞれ形成される。内部導管は、様々な実施において、例えば、管および/または光導管である。いくつかの好ましい実施形態では、2つの内部導管は、同一または異なる内径の溶融石英キャピラリーである。]
[0018] 本発明の他の実施形態は、液体クロマトグラフィ装置を特徴とする。装置は、端と端を接して低いデッドボリューム界面を画定するように配置された2つの内部導管と、2つの内部導管が内部に配置された中間管と、中間管が内部に配置された外管とを含む。外管は、界面の近位にある少なくとも1つの位置で変形されて、内部導管と中間管との間で実質的な液密シール領域を形成する。中間管は、界面から間隔をあけられた遠位シール領域で2つの内部導管のうちの少なくとも1つに取り付けられる。いくつかの実施では、装置は、分離カラムと、少なくとも約10,000psiの圧力で流体を供給するように構成されたポンプユニットとを含む。]
[0019] 本発明の他の実施形態は、液体クロマトグラフィ装置を特徴とする。装置は光系検出器を含み、その光系検出器は、端と端を接して配置して界面を画定するライナー管および光導管と、界面から間隔をあけられた遠位シール領域でライナー管および光導管のうちの少なくとも1つに取り付けられた中間管と、界面の近位にある少なくとも1つの位置で変形されて、ライナー管および/または光導管と中間管との間で実質的な液密シール領域を形成する外管と、光導管を介してライナー管内の液体に光を供給する光源と、ライナー管内の液体から出る光を受けるセンサとを含む。]
[0020] いくつかの実施形態は、普通市販されている金属系高圧コネクタと互換性がある。これらの実施形態のいくつかは、比較的高圧での操作に適切な標準ステンレス鋼またはチタン管から組み立てられる。したがって、一例として、比較的高圧な互換性のある導管アセンブリが、すぐに入手できる構成部品から比較的低コストで構成され、標準高圧コネクタを利用することによってナノ流量計の他の構成部品に一体化される。]
[0021] 図面では、同じ参照文字は、異なる図面全体にわたって同じ部品を概して称する。また、図面は必ずしも正確な縮尺ではなく、その代わりに本発明の原理を説明することに概して重点が置かれている。]
図面の簡単な説明

[0022] 本発明の1つの実施形態による管接合の断面図である。
本発明の1つの実施形態による組立の中間段階での管の断面図である。
組立の後の段階での図2aの管の断面図である。
本発明の1つの実施形態による管アセンブリの斜視端面図である。
本発明の1つの実施形態による充填されたカラムの断面図である。
異なる内径の2つのライナー管の間の界面に中心がある図4aの断面図の拡大部である。
本発明の1つの実施形態によるコネクタの一部と管の断面図である。
本発明の1つの実施形態による分析装置のブロック図である。
本発明の1つの実施形態によるトラップカラムアセンブリの断面図である。
本発明の1つの実施形態による流体界面部を含むフローセルアセンブリの一方の端部の断面図である。
図8aのフローセルアセンブリの流体界面部の側面図である。] 図2a 図4a 図8a
実施例

[0023] 本明細書で句「クロマトグラフィシステム」、「クロマトグラフィモジュール」、「クロマトグラフィ機器」等が、化学的分離を行うために使用される設備を称する。そのような設備は、他の構成部品を含む機器の一部として存在し、または独立型ユニットである。クロマトグラフィ設備は、典型的には、圧力および/または電気力下で流体を移動させる。]
[0024] 文脈によっては、本明細書において提供される本発明のいくつかの実例となる実施形態の記載は、語「管」、「導管」および/または「パイプ」を置き替え可能に使用する。文脈によっては、語「キャピラリー」は溶融石英管および/または比較的狭い内径を有する管を称する。管およびパイプは、内部通路を画定して、本明細書において内腔、穴または経路と置き替え可能に称される。管の内表面および外表面は、円形または他の適切な断面(長方形の断面もしくは正方形の断面など)を有する。本明細書において語「カラム」は、サンプル中の化合物の分離または他の処理に使用される、または界面動電ポンプ中の流体を進めるために使用される管アセンブリを称する。]
[0025] 本明細書における語「生体適合性」は、当業者に明らかなように、いくつかの有機物質が特定の管材料に付着する傾向に関する。例えば、有機分子は鋼合金ほど溶融石英に接着する可能性が典型的に高くないので、溶融石英は、鋼より生体適合性が高いと一般的に考えられる。]
[0026] 用語「ナノフロー(nano−flow)」および「ナノフロー(nanoflow)」は、約100μL/分未満の流体流量を称するために本明細書において使用される。ナノ流量は、例えば、1,000psiより大きな圧力および10,000psiより大きい、さらに高い圧力で行なわれるクロマトグラフィのいくつかの用途において有用である。]
[0027] 本発明のいくつかの実施形態は、クロマトグラフィの構成部品および質量分析計の構成部品の両方を含む装置を含む。これらの実施形態のうちのいくつかでは、当業者に知られているように、クロマトグラフィの構成部品は、エレクトロスプレーイオン化インターフェースなどの適切なインターフェースを用いて、質量分析計の構成部品と流体連通して設置される。いくつかの適切なインターフェースは、時にはイオンの形態で分離された材料を生成または維持し、イオンを含む流体の流れを大気圧に典型的に設定し、流れが蒸発され、イオンが質量分析計の分析用のオリフィスで受けられる。]
[0028] 図1は導管アセンブリ100の断面図であり、それは少なくとも1つの高圧シールを含んでおり、本発明の1つの実施形態による液体クロマトグラフィ系装置の一部である。アセンブリ100は、外管110と、中間管120と、2つの内部導管131、132とを含む。内部導管131、132は、中間管120内で端と端を接して、好ましくは接触して配置されて、低いデッドボリューム界面を画定する。中間管120は外管110内に配置される。金属フェルールなどの2つの任意の取付具141、142が、2つの内部導管131、132間の界面に隣接して外管110のまわりに配置される。より詳細に以下に説明されるように、アセンブリ100は、中間管120と導管131、132のうちの少なくとも1つとの間に、少なくとも1つの液密シールおよび少なくとも1つの安定シールを含む。いくつかの別の実施形態では、内部導管131、132間にフリットが配置される。] 図1
[0029] 様々な実施形態では、中間管120は高分子材料から形成される。場合によっては、材料は、外管に対して融解結合を形成するためのその能力および/またはその生体適合性のために選択される。いくつかの別の実施形態では、高分子中間管または他の高分子管の一部がアセンブリ内の液体に直接晒される。いくつかの実施形態では、中間管は、知られている熱可塑性ポリマーを含む任意の適切な融解可能ポリマーから少なくとも部分的に形成される。]
[0030] ポリアリールエーテルケトンは、例えば、良好な生体適合性をも有する熱可塑性ポリマーの1種をもたらす。この種の適切な高分子材料のうちの1つは、PEEKポリマー(VictrexPLC,Lancashire,United Kingdomから市販されている)などのポリエーテルエーテルケトンである。]
[0031] いくつかの実施形態は、他のポリマー、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(Dupont Engineering Polymers,Newark,DelwareからTEFLON(R)ポリマーとして市販されている)などのフッ素重合体、クロロテトラフルオロエチレン、ポリクロロトリフルオロエチレン(Fluorotherm Polymers,Inc.,Fairfield,New JerseyからNEOFLON(R)PCTFEフッ素重合体として市販されている)、および変性共重合体フッ素重合体(例えば、DUPONT TEFZEL(R)フッ素重合体として市販されており、濃硝酸または濃硫酸に強いテトラフルオロエチレンおよびエチレンの変性共重合体)、およびポリイミド(DUPONTVESPEL(R)ポリイミドとして市販されている)などの他のポリマーを利用する。TEFLON(R)AFアモルファスフッ素重合体は、管の内腔を通って液体および光の両方を導く必要がある管に特に適している(例えば、図7、図8a、図8bを参照して以下に説明される実施形態を参照)。] 図7 図8a 図8b
[0032] 中間管120は、複合材料から任意に形成される。例えば、管120は、ポリエーテルエーテルケトンなどのポリマー、およびガラス、繊維ガラス、炭素および/または他の粒子および/または繊維の約5重量%の混合物から形成される。]
[0033] 外管110の材料は、知られている材料からなる任意の適切な材料であり、例えば、十分なレベルの機械的強度をもたらして組立および/または操作状態をサポートする。鋼合金およびチタン合金は、例えば、適切な変形可能材料であり、必要に応じて高い降伏強度も有する。さらに、いくつかの実施形態は、高圧クロマトグラフィ技術における当業者に知られている標準管を利用する。1つの適切な標準管は、1/16inchの外径(「OD」)の316合金ステンレス鋼管である。鋼管の内径(「ID」)が、例えば、標準の市販のIDから要望どおり選択される。標準IDは、およそ4mil(約100μm)と小さく利用可能である。内部導管131、132は、いくつかの実施では溶融石英キャピラリーである。]
[0034] 中間管120のODは任意に選択されて、外管110内でスライド可能なはめこみをもたらす。要望どおり、中間管120のIDが選択される。例えば、IDはおよそ2mil以下(約50μm)と小さくなるように選択されることができる。]
[0035] 上で述べたように、アセンブリ100は、界面の近位にある1つ以上の液密シールを有する。シールは、中間管120と、内部導管131、132のうちの1つまたは両方との間に存在する。シールは、好ましくは1,000psi以上、または5,000psi以上、またはより好ましくは10,000から15,000psi、またはそれより大きな圧力で液密をもたらす。]
[0036] この例の実施形態では、液密シールは、取付具141、142を圧接して外管110を変形し、中間管120と内部導管131、132との間に間接的に圧力を加えることによって形成される。外管110の変形は、中間管120を連続的に取り囲んで、関連するシールの液密を確保することが好ましい。外管110の変形可能材料は、鋼やチタン合金などの金属であることが好ましい。外管110の材料は、中間管120の材料より大きな降伏強度を任意にもたらす。]
[0037] アセンブリ100は、中間管120と内部導管131、132のどちらか一方または両方との間で近位シールに関連する界面に対して遠位に位置する少なくとも1つの安定シールを有する。安定シールは、内部導管131、132が加圧を受けて中間管120内で移動することまたは滑ることを防ぐことが好ましい。遠位シールは、近位シールと関連するシール領域より大きなシール領域に関係して、機械的安定性をもたらすことが望ましい。したがって、本発明のいくつかの実施形態は、比較的小さな領域の機械的シールを使用して導管界面に近接して液密をもたらすとともに、界面から離れたより大きな領域のシールを用いて機械的安定性をもたらす。]
[0038] 遠位シールは知られているプロセスを含む任意の適切なプロセスによって形成される。例えば、より詳細に以下に説明されるように、中間管120は高分子材料から任意に形成され、遠位シールの所望位置の近傍で外管110に熱が加えられる。中間管120は局部的に融解し、冷却時に内部導管131、132のうちの1つに接着する。好ましくは、例えば、界面からの距離によって加熱が制御されて、損傷から、例えば、界面近傍における融解から界面を保護する。]
[0039] 様々な別の実施形態は、2つ以上の内部導管を含むアセンブリに、1つ、2つ以上の液密シールおよび1つ、2つ以上の安定シールを含む。導管110、120、131、132の特定構造および材料が特定の用途に合わせて選択される。いくつかのさらなる実例となる例が以下に説明される。しかしながら、クロマトグラフィ技術における当業者は、より広範囲の用途が本発明を適用され得ることを認識する。]
[0040] 本発明の様々な実施形態は様々な種類の内部導管と結合する。例えば、図1で図示されるように、内部導管は、任意に、異なるIDを有する2つの管である。他の実施形態では、内部管は、光ファイバなどの内腔を有さない導管と結合される。これらの実施形態の多くは、上記のように、繰り返される高圧循環の影響下で、液密および安定の両方である確実な界面をもたらす。] 図1
[0041] 以下、図2a、図2bを参照して、アセンブリ100などのアセンブリを組み立てる1つの方法がより詳細に説明される。図2a、図2bは、シール形成前(200A)および完成後(200B)に見られるアセンブリの断面図を図示する。アセンブリ200Aは、鋼外管210と、高分子中間管120と、2つの内部導管231、232とを含む。内部導管231、232は、中間導管220内で直接接触して配置される。導管231、232のどちらかまたは両方は、特定の用途のために要望どおり内腔を任意に有するが、内部導管231、232は内腔なしで図示されている。] 図2a 図2b
[0042] 内部導管231、232間の界面近くで(または別の実施形態では界面で)、外管210は、加圧によって変形される(図1で図示された取付具141、142などの1つ以上の取付具を使用して、または使用することなく)。局部的に変形された外管210は、中間管220と近接する導管(導管231および/または導管232、図示するように、導管231)との間で圧力のリングを適用する。外管210は、また、局部的な変形に応じて、中間管220の高分子材料の流れを締め付ける。この締め付けは、締め付け位置から流れ出す高分子材料の能力を制限することによって、中間管220と内部導管231との間の圧力の所望のレベルおよび局在性を維持することに役立つ。] 図1
[0043] 要望どおり、さらなる圧力系シールが、例えば、界面の反対側に隣接して、および/または界面から離れた1つ以上の位置に形成される。そのようなさらなるシールは、液密についての冗長および/または中間管220に沿った導管231、232の移動に対するサポートを任意にもたらす。場合によっては、上記の液密シールは、界面の近くでまたは界面で、さらなるシールでサポートされることが好ましい。]
[0044] 遠位シールは、中間管220とのスライド移動に対して関連する導管231、232にさらなる機械的安定性をもたらすことによって、液密シールをサポートすることが好ましい。知られているプロセスを含む任意の適切なプロセスが使用されて遠位シールを形成する。例えば、シールは、摩擦、接着剤および/または他の機構によって形成される。]
[0045] より一般的に、アセンブリは、界面のどちらか一方側または両側に1つ、2つ、またはそれ以上の安定シールを任意に含む。要望どおり、複数の安定流体シールが任意の数および任意の位置順で任意に配置される。シールは、任意の順序でおよび/または同時に任意に形成される。]
[0046] 本例において、遠位シールは、熱を使用して内部導管231を中間管220に接着することによって形成される。1つ以上の遠位シールが、例えば、内部導管231、232のうちの1つまたは両方のために任意に形成される。より詳細に以下に説明されるように、外管は加熱されて、中間管の高分子材料の局部的な軟化および/または融解を引き起こす。加熱は界面近傍でのポリマーへの損傷を回避するように制御される。場合によっては、少なくとも界面におよそ10mm遠位の位置で加熱される。]
[0047] 加熱中に、ガスまたは液体が導管231の内腔を通って任意に導かれて、加熱された区域の温度プロフィールを制御することに役立つ。流体は、中間管220の一部の融解の間に内部管231の内部表面から熱を引き出す。]
[0048] 中間管220は任意の適切な方法で加熱される。1つの実施形態では、中間管220は、外管210の隣接部分を加熱することによって間接的に加熱される。例えば、中間管220は、外管210を十分加熱して中間管220の一部の温度を少なくとも融点温度に上げるように加熱される。]
[0049] 知られている加熱方法を含む加熱が、任意の適切な方法で外管に導かれる。例えば、アセンブリ200A、またはアセンブリ200Aの一部が、1つ以上のオーブンまたはアルミニウムもしくは鋼の加熱可能ブロックのキャビティ内に設置される。そのようなブロックは、例えば、抵抗性ヒータまたは加熱されたプラテンによって加熱される。誘導加熱などの加熱のための他の選択が利用可能であり、任意の適切な方法も使用されてもよい。様々な実施形態は、熱移動の任意の方法を利用して所望の結合温度および結合環境をもたらす。]
[0050] 溶融される中間管220の一部は、要望どおり制御されるその温度プロフィールを有する。例えば、温度は、秒または分または時間にわたって所望温度に徐々に上げられる。または、中間管220の一部はほとんど瞬間的に溶融される。いくつかの実施形態では、良好な結合をサポートする適切な温度プロフィールは、経験的にまたは理論的に決まる。]
[0051] いくつかの実施形態では、数分間にわたる加熱は良好な結合を得るのに有用である。場合によっては、中間管の一部を制御可能に加熱し溶融して、再現可能な結果を得るとともに、接合された領域内で気泡や空隙を組み込むことを回避することが望ましい。]
[0052] 場合によっては、熱的破壊または熱的分解があり得る場合、中間管の高分子材料を過熱することは望ましくない。1つの実施形態は加熱の間に非酸化雰囲気を利用する。]
[0053] 加熱後、アセンブリ200Bは、周囲温度に受動的または能動的に冷却される。冷却は、例えば、結合および構成部品の化学的完全性および構造的完全性を維持する任意の適切な方法によって加速される。]
[0054] 以下、残りの説明は、ポリエーテルエーテルケトン中間管の使用を主として対象とする。しかしながら、当業者は、本発明の原理がより広範囲の材料および処理条件に適用可能であることを理解する。]
[0055] 局部的な融解は、1つの実例の場合には、中間管の一部を多少融点温度より上の温度に加熱することによって得られる。1つの実施形態では、例えば、ポリエーテルエーテルケトン部分は、約385℃から約405℃の温度に加熱される。ポリマーは、約1分から約3分間、所望の温度で加熱されるが、本発明はそれに限定されない。多くの場合、中間管および内部導管の近接部分を、融解の間に類似または同じ温度に加熱して、良好な結合を得ることが望ましい。]
[0056] 1つの例において、完成したアセンブリは、次の寸法および構成の中間管および外管を含む。外管は引き抜かれた316ステンレス鋼から形成され、中間管は押し出されたポリエーテルエーテルケトンから形成される。中間管は、2mil(50μm)または2.5mil(60μm)のIDを有する。外管は1/16inchの外径を有し、中間管のODと適合するように選択されたIDを有する。語「適合する」は、本明細書において、中間管が外管に挿入されることができることを意味するために使用される。好ましくは、挿入中に中間管は損傷されず、中間管の外周にいくらかの接触がある、つまり、内管と外管との間に最小の隙間がある。当業者は、この例が単に実例であり限定ではないことを理解する。]
[0057] 本明細書で提供される、内管、中間管および/または外管から組み立てられた実例となる実施形態の説明を鑑みて、多数の別のアセンブリ構造が化学的分離技術における当業者に明らかとなる。任意に、2つ以上の中間管および/または2つ以上の外管がアセンブリを組み立てるために利用される。例えば、いくつかの実施形態は、列に配置されたおよび/または互いの内に配置された2つ以上の外管および/または中間管を必要とする。例えば、1つの実施形態では、複数の中間管は、外管に次々に連続的に挿入される。他の実施形態では、複数の中間管が平行に並んで配置される。挿入された中間管の1つ以上の一部は次いで溶融されて、管を互いに接合するおよび/または中間管の1つ以上内で内部導管に接合する。]
[0058] 他の実施形態では、中間管は互いの内に挿入される。さらに他の実施形態では、外管は互いの内に挿入される。したがって、いくつかの実施形態は、3つ以上の同心的に配置された管を含む。さらに、導管は内側コーティングおよび/または外側コーティングを任意に含む。例えば、溶融石英キャピラリーは、損傷に対する保護のためのポリイミドコーティングを任意に含む。]
[0059] 次に、図3を参照して、アセンブリ200Bなどのアセンブリの一方の端部または両端部は、装置の他の構成部品との適合性のために任意に切断および/または研磨される。例えば、図2bに図示されたように、アセンブリ200Bの少なくとも一方の端部は滑らかな仕上げに研磨された。本発明の別の実施形態では、アセンブリの一方の端部または両端部はトリミングされる、および/またはそうでなければ化学装置の他の構成部品との適合性のために要望どおり成形される。導管コネクタとの適合性のサポートにおけるトリミングは、図5を参照して以下に説明される。] 図2b 図3 図5
[0060] 図3は、本発明の他の実例となる実施形態によるアセンブリ300の研磨端の三次元の角度がついた端面図を図示する。アセンブリ300は、図2bのアセンブリ200Bの平滑端に構造および外観が類似する。アセンブリ300は外管310と、中間管320と、内腔Lを有するライナー管330とを含む。] 図2b 図3
[0061] 外管、中間管およびライナー管310、320、330は各々、知られている組立方法および材料を含めて、任意の適切な材料から任意の適切な方法で任意の所望の寸法で組み立てられる。例えば、外管310および中間管320は、上記の外管210および中間管220の構成上の特徴および寸法上の特徴のうちのいくつかまたはすべてをそれぞれ任意に有する。]
[0062] アセンブリ300の端部形状は、知られているコネクタなどの適切なコネクタの使用をサポートし、比較的大きな直径の金属管と結合して、1,000psi以下、または5,000psi以下、または10,000psi以下、またはそれより大きな圧力で実質的な液密で耐久性のある配管接続を得る。いくつかの適切なコネクタが図5を参照して以下に説明される。] 図5
[0063] 必要ではないが、市販の管の標準長さは、本発明のアセンブリおよび装置で使用するために影響をうけやすい。完成したアセンブリは、直線部および/または曲線部、または他の所望の構造を任意に有する。例えば、1つの実施形態では、金属管の長さは、1つ以上の部分で曲げられて、特定の分析機器で使用される所望の構造をもたらす。中間管は、外管を曲げる前後に挿入される。または、外管は曲げることが必要でないように非直線構造で製造される。]
[0064] 本発明の様々な実施形態は、上記の原理を実施して、様々な類型のアセンブリを実現する。例えば、図4aは、本発明の他の実施形態による充填カラムアセンブリ400の断面図である。図4bは、アセンブリ400の一部の拡大された断面図である(図4aの符号4bを参照)。] 図4a 図4b
[0065] アセンブリ400は外管410と、中間管420と、3つのライナー管431、432、433とを含む。ライナー管431、432、433は2つの低いデッドボリューム界面で接触して配置される。ライナー管431、432、433の中央のライナー管431は、他のライナー管432、433より大きなIDを有する。充填材料450が中央の管431の内部を満たす。中間管420は外管410内に配置される。金属フェルールなどの任意の取付具440が界面に隣接する外管410のまわりに配置される。]
[0066] アセンブリ400は、例えば、トラップカラムまたは分離カラムとしての使用に適切である。クロマトグラフィの技術における当業者に理解されるように、寸法および充填材料が特定用途のために選択される。]
[0067] 他のより詳細な例において、2つのライナー管を使用するトラップカラムアセンブリは、LC装置用に比較的低コストの高圧トラップカラムを提供する。ライナー管は、ODが360μm、充填されたライナー管用にIDが40μm、および他のライナー管用にIDが180μmの溶融石英キャピラリーである。]
[0068] この例のトラップカラムアセンブリは、ID180μmの管を充填し、充填された管を20mmの長さに切断することによって組み立てられる。ポリエーテルエーテルケトンポリマー(長さが約1.75inch、IDが約0.0155inch、ODが約0.025inch)から形成された中間管が、アニールされた鋼管(長さが約1.50inch、IDが約0.026inch、ODが0.0332inch)に挿入される。]
[0069] 中間管は、鋼管の一方の端部と面一となるまで鋼管に挿入される。充填された20mmの管は、中間管の面一の端部に挿入される。IDが40μmの管が充填されたIDが180μmの管と接触するまで、IDが40μmの管のうちの1つが中間管の反対端部に挿入される。]
[0070] 未完成のアセンブリは、2つの位置でそれぞれヒートガンで20秒間(ほぼ450℃の温度に)加熱される。1つの加熱された位置は、充填された20mmの管の中間点に近い。第2の位置は、2つのライナー管間の界面からIDが40μmの管に沿って約10mm離れている。加熱は界面で接合中に、融解されたポリマーの流れを回避するように制御される。図4aに図示されるように、フェルールが外管の周囲に配置され、押し付けられてフェルールをアセンブリ中に恒久的に変形する。] 図4a
[0071] アセンブリの面一の端部は研磨洗浄される。任意に、面一の端部は、次いでスプリッターなどの構成部品にはめ込まれる(例えば、図6および関連説明参照)。したがって、この例の実施形態では、トラップカラムの出口は、装置の取付具に直接任意に取り付けられ、それによって、さもなければ、2つの溶融石英キャピラリーを接合するまたはトラップカラムを接続するために必要な場合のある管、筐体および取付具の数が低減される。] 図6
[0072] 充填された管を含む本発明のいくつかの実施形態は、化学フリットを利用して、デッドボリュームが実質的に増加することなく管内に充填材料を保持することに役立つ。任意の適切な化学フリットプロセスは、知られているプロセスを含めて任意に使用される。一例として、化学フリットは、シロキサン系熱硬化性ポリマー、例えば、ポリ(ジメチルシロキサン)(「PDMS」)から形成される。]
[0073] 例えば、充填材料がPDMS系溶液に添加される。管が溶液に浸漬され、真空下に設置され、真空乃至空気乾燥で取り除かれる。管のフリット端部は、次いで充填材料なしでPDMS系溶液に浸漬され、したがって、溶液は、未完成フリット中に逃げることができる。湿潤材料は、乾燥、次いで、ほぼ110℃の温度に加熱されてPDMS溶液を硬化することができる。管のフリット端部は、次いで任意に加熱されて、充填材料を焼結させる。フリットの完成に際して、管の残る未充填空間は、充填材料で満たされてもよい。]
[0074] 本発明の多くの実施形態によるアセンブリは、分離技術における当業者に知られている標準コネクタなどの管コネクタの使用に適している。上記の構造、下記の構造および図示構造は、現在市販されまたは開発されることが想定される本発明の適用範囲を任意の特定の種類のコネクタに限定することは意図されないことは理解されるべきである。さらに、管の端部は、本発明のいくつかの実施形態によれば、所望の種類のコネクタと結合するように構成されている。例えば、いくつかの実施形態では、管の端部の内面または外面はねじが切られ、ねじ式コネクタと結合する。]
[0075] 1つの実例となる例として、標準コネクタと管の好都合な使用が図5を参照して説明される。] 図5
[0076] 図5は、本発明の1つの実施形態による化学処理装置の一部を説明する断面図である。図示部分は、導管アセンブリ500Aおよび従来のコネクタ構成部品510、520、530を含む。コネクタ構成部品は取付具本体510、フェルール520および取付ナット530(圧縮ねじなど)を含む。] 図5
[0077] 導管アセンブリ500Aは、例えば、方法によって組み立てられ、および/または図1、図2a、図2b、図3、図4aおよび図4bを参照して上記の実施形態のうちのいずれかの構造を有する。特に、導管アセンブリは、コネクタ構成部品510、520、530との適合性のために選択される外管を有する。本例において、外管は、ODが標準1/16inchのステンレス鋼管から形成される。] 図1 図2a 図2b 図3 図4a 図4b
[0078] 取付ナット530のネジ部は、取付具本体510のネジ部と結合する。取付ナット530が取付具本体510に締め付けられる場合、管500aに対してフェルール520を押し付けて、漏れに対するシールをもたらす。]
[0079] 取付具本体510の近位端部のみが図5に示されている。取付具本体510の遠心端部は、標準構造を含む任意の所望の構造を有する。例えば、遠心端部は、近位端部のように、つまり、管または第2の導管アセンブリに接続するように構成されてもよい。または、遠心端部は、例えば、ポンプの出力ポート、カラムの入力ポート、またはバルブまたはフロースプリッタなどの装置の他の構成部品のポートの一体部分に取り付けられる(図6を参照して以下の説明を参照)。したがって、コネクタは、例えば、導管アセンブリ500Aを同様または異なるODの他の管に、分離カラムに、または分析機器の他の構成部品に接続するために使用される。] 図5 図6
[0080] 上記の記載を鑑みて、分離技術における当業者は、導管アセンブリが知られているコネクタを含む任意の適切なコネクタと共に任意に使用されることを理解する。1つの適切な市販のコネクタは、取付具、フェルールおよび圧縮ねじを含み、SLIPFREE(R)コネクタ(Waters Corporation,Milford,Massachusettsから市販されている)である。]
[0081] 本明細書に含まれる記載を鑑みて、他の多くのコネクタが様々なアセンブリの実施形態で使用可能であることは当業者に明らかである。例えば、いくつかの適切なコネクタは2つのフェルールシステムを利用する。そのようなコネクタは、例えば、約15,000psi以下、およびそれより大きな圧力の高圧環境で適用される。]
[0082] 超高圧での使用に適切なコネクタの1つの例は、Swagelok gaugeable SAF2507スーパー二相管取付具(Swagelok Company,Solon,Ohioから市販されている)である。このコネクタは、異なる鋼合金から形成された正面フェルールおよび背面フェルールを含む。背面フェルールは、正面フェルールを取付具本体中におよび管の表面上に打ち込んで、シールを生成する。]
[0083] 図6は、本発明の他の実施形態によるナノフローLC装置などのクロマトグラフィ装置600のブロック図である。装置600は、液体送出構成部品610(例えば、溶媒容器)、溶媒ポンプおよびサンプル注射器を含む)と、トラップカラムアセンブリ600Aと、分離カラム640と、流れを廃棄および/または分離カラム640に導くティー630と、検出器650と、装置600の様々な構成部品を接続する管620A、620B、620C、620Dと、制御モジュール660とを含む。] 図6
[0084] トラップカラムアセンブリ600Aは、ティー630の入力ポートに直接取り付けられる。ティー630は、任意の適切なティーであり、Waters Corparation,Milford,Massachusettsから市販されているナノティーなどの市販のティーを含む。]
[0085] トラップカラムアセンブリ600Aは、図1で図示されたアセンブリ100の構造に類似する構造を有する(しかしながら、IDがより大きなライナー管131が充填材料を含む状態で)。アセンブリ600Aは、IDがより小さい第2のライナー管を使用しない。したがって、トラップカラムの出口端部(図1のライナー管131の左端部に対応する)は、アセンブリ600Aの一方の端部と面一である。したがって、トラップカラムの出口は、ティー630と直接対合される。] 図1
[0086] 管620A、620B、620C、620Dは、例えば、約20μmから約40μmの範囲内で、ナノフロークロマトグラフィに適切な所望の内径を任意に有する。管620A、620B、620C、620Dの各部分は、要望どおり異なる内径を任意に有する。]
[0087] いくつかの別の実施では、装置600は、修正されているが知られている高圧クロマトグラフィ機器に基づく。1つの適切な市販の機器は、nanoACQUITY UPLC(TM)システム(Waters Corporation,Milford,Massachusettsから市販されている)である。]
[0088] 制御モジュール660は、例えば、パソコンまたはワークステーションを含み、データを受けるおよび/または有線通信または無線通信を介して、例えば、流体送出構成部品610および/または検出器650に制御信号をもたらす。制御モジュール660は、例えば、サンプル分析の自動操作をサポートする。制御モジュール660は、様々な別の実施形態において、ソフトウェア、ファームウェアおよび/またはハードウェア(例えば、アプリケーション特有の集積回路など)を含み、必要に応じてユーザインターフェースを含む。]
[0089] カラム640は任意の適切な固定媒体を含む。例えば、媒体は、当業者に知られている微粒子媒体などのナノフロークロマトグラフィに適切な任意の媒体を任意に含む。ある適切な媒体は、およそ1μmからおよそ5μmの範囲の粒子直径を有する石英およびハイブリッド吸着剤を含む。さらに、カラム640は、上記の発明の原理にしたがって任意に組み立てられる。]
[0090] いくつかの実施形態では、例えば、BEH Technology(R)Acquity UPLC(TM)の1.7μmのカラム(Waters Corporation,Milford,Massachusettsから市販されている)で見られるように、微粒子媒体はハイブリッド粒子を含む。他の実施形態は、3μmまたは5μmの粒子などのより大きな粒子を含む。これらの実施形態のうちのいくつかはトラップカラムを含む。]
[0091] 適切なカラムは、長さが25cm以下であり、またはそれより長い、例えば、20μmから300μmの範囲の、例えば、75μm、100μmまたは150μmの内径を有する。]
[0092] 適切な溶媒ポンプは、例えば、少なくともおよそ5,000psiまたは10,000psi以上の圧力で溶媒のナノフローをもたらすように構成される。ポンプユニットは、Acquity UPLC(TM)液体クロマトグラフィ機器(Waters Corporation,Milford,Massachusettsから市販されている)で見られるものなどの知られているポンプ構成部品を含む任意の適切なポンプ構成部品を含む。]
[0093] 装置600は、例えば、比較的良好な感度、分解能および再現性をもたらす200nL/分から100μL/分の流量の分離に適切である。そのような分離は、例えば、バイオマーカの発見のために、およびタンパク質同定およびタンパク質の特性化のためのプロテオミクス用途のために望ましい。したがって、例えば、科学者は、多くのタンパク質個体群またはプロテオームの研究においてサポートされて、上向き調節(up−regulated)されるまたは下向き調節されるタンパク質を同定するとともに定量化する。タンパク質の発現において観察された変化は、例えば、病態の兆候をもたらす可能性がある。微妙な変化の同定は、薬剤開発に価値ある情報をもたらすことができる。ナノフロー分離は、後の質量分光分析も適切にサポートする。]
[0094] 本発明のいくつかの実施形態では、分離カラムは、導管アセンブリの上記の実施形態のうちの1つにしたがって組み立てられる。そのような分離カラムは、例えば、およそ20μmからおよそ300μmの範囲内の内径を有し、上記の媒体のうちのいずれかなどの適切な媒体で充填されることが好ましい。]
[0095] 上で述べたように、1つ以上の内部導管は、本発明のいくつかの実施形態において光導管である。例えば、図7は、本発明の1つの実施形態によるフローセルアセンブリ700の断面図である。] 図7
[0096] アセンブリ700は、外管710と、中間管720と、2つの光導管732A、732Bと、2つの光導管732A、732B間に配置されたライナー管731とを含む。操作において、ライナー管731は、光学的分析用の流体を含む。アセンブリ700は、入口ポートおよび/または出口ポートを任意に含み、ライナー管731の内部におよび/またはライナー管731の内部から液体が流れることを可能にする。光導管732Aの1つを介して流体に光が送出される。流体によって出されるおよび/または送られる光は、光検出器への送出のために他の光導管732Bに入る。フローセルアセンブリ700はLC装置における光学系分析に任意に使用される。]
[0097] ライナー管731は、知られている材料からなる任意の適切な材料から形成される。例えば、ライナー管731は、フローセル系検出器の機能に適する光学的性質を有する材料から形成される。材料は、管731に含まれる液体の屈折率未満の屈折率を適切に有する。]
[0098] 例えば、ライナー管731は、TEFLON(R)アモルファスフッ素重合体(E.I.du Pont de Nemours and Company,Wilmington,Delawareから市販されている)などのフッ素重合体から任意に形成される。TEFLON(R)AFアモルファスフッ素重合体は、特に、本発明のフローセル関連の実施形態に適している。]
[0099] いくつかの実施形態は、ポリマーと粒子の混合物を利用する。例えば、いくつかの実施形態は、ストレイライトをブロックする粒子と混合されたアモルファスフッ素重合体を利用する。適切な粒子は、例えば、カーボン粒子を含む。1つのそのような適切な材料は、炭素がドープされたTEFLON(R)AF材料(「black TEFLON(R)AF材料」)である。この材料を調製するために、TEFLON(R)AF樹脂は、例えば、0.01%から0.1%の濃度範囲でカーボンブラックと混合される。]
[0100] 他の代案としては、ライナー管731は、外面が低屈折率材料で被覆された溶融石英キャピラリーである。さらに他の例においては、ライナー管731は高反射性内部表面を有する。]
[0101] アセンブリ700と関係する他の実施形態はライナー管731を不要にする。これらの実施形態では、中間管720は、フローセル機能のために望まれる光学的特性、化学的特性および/または物理的特性を任意にサポートする。]
[0102] 次に、図8a、図8bを参照して図示されるように、本発明のいくつかの実施形態は、1つ以上の流体界面を有するフローセルまたは他の構成部品に関する。例えば、図8aは、本発明の1つの実施形態によるフローセルアセンブリ800の一方の端部の断面図である。フローセルアセンブリ800は、2つの外管810A、810Bと、2つの中間管820A、820Bと、光導管832と、ライナー管831と、流体界面アセンブリ880とを含む。操作では、ライナー管831は流体を含み、それは、流体界面アセンブリ880を介してライナー管831内におよび/またはライナー管831から流れることができる。フローセルアセンブリ800は、例えば、ライナー管831の反対端部および/またはライナー管831によって画定されたフローセル室に沿った中間位置でさらなる流体界面を任意に含む。] 図8a 図8b
[0103] 流体界面アセンブリ880は、取付具881と、取付具881に取り付けられたまたは取付具881と一体的に形成された管882と、取付具881内にまたは取付具881に一体的に配置されたスペーサ883とを含む。管882は、例えば、溶接またはろう付けによって取付具881に取り付けられる。示されるように、スペーサ883は取付具881の凹部に相当する位置合わせ要素を任意に含む。スペーサ883は、例えば、レーザー加工の化学エッチングによって組み立てられる。]
[0104] アセンブリ800は、取付具841、842も含み、それらは、例えば、上記の金属フェルールに構造が類似している。取付具841、842は押し付けられて、ライナー管831および光導管832によって画定された界面の近位にある流体シールをもたらす。上記の説明に類似して、アセンブリ800は1つ以上の遠位シールを含む。]
[0105] 管882内に画定された内腔は、取付具881内の流体通路と位置合わせされる。同様に、取付具881の流体通路は、スペーサ883の流体通路と位置合わせされる。したがって、アセンブリ880は、ライナー管831内の液体と通じて流体通路をもたらす。]
[0106] 取付具881は、外管810A、810Bを受ける2つの円形穴を有する。取付具881は、例えば、溶接またはろう付けによって外管810A、810Bに任意に密閉されて、気密をもたらす。2つの中間管820A、820B、光導管832およびライナー管831は、流体界面アセンブリ880のスペーサ883に接して配置される。]
[0107] 操作では、光は光導管832に沿って移動し、スペーサ833によって画定された開口を通った後、ライナー管831内の流体に入る。スペーサ833は、光が中間管820Aに入ることをブロックする役目をもする。流体によって送られたおよび/または流体によって出された光は、次いでライナー管831を出た後に検出される。光は、ライナー管831の側面および/または端部を介して管831を任意に出る。]
[0108] 例えば、管831の出口端部は光学窓で任意に終端となる。例えば、光が出るセルがあってもよい。]
[0109] アセンブリ800は、ライナー管831の反対端部が終端である第2の流体界面アセンブリを任意に含む。第1の流体界面880および/または第2の流体界面は光学窓を任意に含む。]
[0110] 光学窓は、いくつかの代案において、ろう付けまたは溶接、Oリングの使用、または任意の他の適切な技術によってライナー管831の端部に密閉される。]
[0111] フローセルの実施形態のいくつかの代替手段は流体界面を含む。例えば、1つの実施形態は、流体ティーであり、同一または異なる直径を各々有する2つのライナー管が流体界面の内腔から流体を受ける。]
[0112] 本明細書で説明されるものの変形、変更および他の実施が、特許請求の範囲に記載されるような発明の趣旨および範囲から逸脱することなく、当業者に思い浮かぶ。例えば、本明細書で説明された管の実施形態は円形断面を有するが、本発明は非円形断面を有する管を包含する。さらに、例えば、アセンブリは2つ以上の導管界面を任意に含み、関連する導管は、2つ以上の異なる内径または異なる内腔形状を任意に有する。従って、本発明は、前の実例となる説明によってではなく、次の特許請求の範囲の趣旨および範囲によって定義されることになる。]
权利要求:

請求項1
液体クロマトグラフィ装置を作製する方法であって、少なくとも2つの内部導管を、高分子材料からなる中間管に挿入し、2つの内部導管の対向端部を互いに隣接して配置することと、中間管を金属材料からなる外管に挿入することと、外管を変形して、内部導管のうちの1つの端部の近位にある中間管を内部導管に対して押圧して内部導管と中間管との間で実質的な液密シールをもたらすことによって、中間管と内部導管のうちの1つとの間で近位シールを形成することと、中間管と内部導管のうちの1つとの間で、近位シールと関連するシール領域より大きいシール領域を有する遠位シールを形成することとを含み、遠位シールは、内部導管が圧力循環の間に中間管内で滑ることを実質的に防ぐ、方法。
請求項2
挿入することが、対向端部を直接接触して配置して、2つの内部導管によって画定されるとともにデッドボリュームが実質的に0である界面をもたらすことを含む、請求項1に記載の方法。
請求項3
2つの内部導管が、異なる内径を有する2つの管を含む、請求項1に記載の方法。
請求項4
より大きな内径を有する管内に粒子を充填することをさらに含む、請求項3に記載の方法。
請求項5
より大きな内径を有する管を切断して、充填された管の出口端部をもたらすことをさらに含む、請求項4に記載の方法。
請求項6
外管を変形することが、外管の周囲に配置されたフェルールを変形して、外管の関連部分を順に変形することを含む、請求項1に記載の方法。
請求項7
中間管と内部導管のうちの他の1つとの間で、内部導管のうちの他の1つの端部の近位にある近位シールを形成することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
請求項8
遠位シールを形成することが、中間管を内部導管のうちの1つに接着して、遠位シール領域を形成する、請求項1に記載の方法。
請求項9
接着することが、中間管の一部を融解させて、融解結合接触を形成して、遠位シール領域を画定することを含む、請求項8に記載の方法。
請求項10
融解が、界面から少なくとも約1.0cmの位置で外管を加熱することを含む、請求項9に記載の方法。
請求項11
実質的な液密シールが、中間管と内部導管のうちの1つとの間で、約10kpsiより大きい圧力に対して実質的に液密である、請求項1に記載の方法。
請求項12
端と端を接して配置されて、低いデッドボリューム界面を画定する2つの内部導管と、2つの内部導管が内部に配置された中間管であり、界面から間隔をあけられた遠位シール領域で、2つの内部導管のうちの少なくとも1つに取り付けられた中間管と、中間管が内部に配置された外管であり、界面の近位にある少なくとも2つの位置で変形されて、2つの内部導管と中間管との間に実質的な液密シール領域を形成する外管とを含む、液体クロマトグラフィ装置。
請求項13
2つの内部導管が、異なる内径を有する2つのライナー管を含む、請求項12に記載の装置。
請求項14
より大きな内径を有するライナー管内に充填された粒子をさらに含む、請求項13に記載の装置。
請求項15
より大きな内径を有するライナー管が、トラップカラムまたは分離カラムを画定する、請求項14に記載の装置。
請求項16
カラムの出口端部に直接取り付けられたコネクタをさらに含む、請求項15に記載の装置。
請求項17
界面に隣接する外管の周囲に配置され、近位シール領域を画定するように圧接された少なくとも1つのフェルールをさらに含む、請求項12に記載の装置。
請求項18
界面に配置された化学フリットをさらに含む、請求項12に記載の装置。
請求項19
2つの内部導管が管および光導管を含む、請求項12に記載の装置。
請求項20
光導管が少なくとも1つの光ファイバを含む、請求項19に記載の装置。
請求項21
内部導管のうちの少なくとも1つが溶融石英管を含む、請求項12に記載の装置。
請求項22
光系検出器を含み、光系検出器が、端と端を接して配置されて界面を画定するライナー管および光導管と、ライナー管および光導管が内部に配置された中間管であり、界面から間隔をあけられた遠位シール領域で、ライナー管および光導管の少なくとも1つに取り付けられた中間管と、中間管が内部に配置された外管であり、界面の近位にある少なくとも2つの位置で変形されて、ライナー管と光導管と中間管との間に実質的に液密シール領域を形成する外管と、光導管を介してライナー管内の液体に光を供給する光源と、ライナー管内の液体から出る光を受けるセンサとを含む、液体クロマトグラフィ装置。
請求項23
検出器が、ライナー管の反対端部で中間管内に配置されて、センサへの光を受けるとともに導く第2の光導管をさらに含む、請求項22に記載の装置。
請求項24
ライナー管と光導管との間の界面に配置されて、ライナー管内の液体と通じる流体通路をもたらす流体界面をさらに含む、請求項22に記載の装置。
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同族专利:
公开号 | 公开日
EP2242556A1|2010-10-27|
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US20130134083A1|2013-05-30|
US20110278214A1|2011-11-17|
US8394275B2|2013-03-12|
EP2242556A4|2012-04-25|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
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2013-02-01| A977| Report on retrieval|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130131 |
2013-02-06| A131| Notification of reasons for refusal|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130205 |
2013-07-03| A02| Decision of refusal|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20130702 |
优先权:
申请号 | 申请日 | 专利标题
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